僕のクラス〜教育ビジネスの現場から〜

2001年11〜１2月 シアターサンモールにて上演
構成演出■宮川賢
出演■金田遊希、宮川賢、小山剛志、奈良チャボ、山口千晴、椙本滋、いど、九里美保、福嶋元子、野中真治、菅ジュース、得田舞美、他


廃校寸前の私立中村高校に現れた、元敏腕営業マンの桜教諭。彼の長けている能力は、教鞭とは関係のない、学校運営再建の手腕だった。
入学費５０％ＯＦＦ！　クラス替え生徒側選択制、校則自由化制など、話題づくりと生徒集めに躍起になる。
ビジネスとしての側面から学校運営を捉えた時、教育という理想はどうカタチを変えてしまうのか？

そして、そこで育った生徒はどうなっちゃうのでしょう？？

モーレツ・桜先生	金田遊希		優柔不断・山之内教頭	宮川賢
熱血正義感・緑川教諭	奈良チャボ		破天荒な型破り・不良教師	小山剛志
いかず後家・保健体育・紅虹子先生	山口千晴		セクハラ教師・柏田	椙本滋
不気味キャラ・虫森先生	菅ジュース		謎の美少女転校生	得田舞美
セクシー女教師・友野友子	九里美保		影の薄い校長	野中真治
言ってみれば穂積ぺぺ・生徒	いど

学校生活でどういう仲間と知り合い、どういう教師に巡り会うかで、人格形成の根幹が決まりますよね。
自分も、知り合った仲間の一人一人が及ぼした影響は、今も感じることがままあります。
学生時代というものは、社会人ではないけど、無責任でもいられない、体は大人だけど、甘えばかりが目立つ時期。
そんな頃の思い出は、大抵の人が美しく、純粋だった自分の青春（スタート地点）を振り返ることが出来るもの。
今回の公演で、学生の方には、こういう学校に通いたいな〜と現実逃避して頂き、社会人の方には、自分の学生生活も楽しかったな〜としみじみ若かりし頃を思い出して頂ければ幸いです。

最近、芝居を作る上で特に意識しているのは、「同一視して見るのは、勧善懲悪のヒーローものや、シリアスな恋愛ものだけではない。コメディだって！」ということ。つまり、「自分を置き換えて楽しんで貰いたい」ことであり、「自分の経験と比較して楽しんで貰いたい」ということであります。

そして、この物語は、フィクションです。実在する、高校や個人とは無関係です。